電子・半導体産業における超純水(UPW)処理市場の厳しい要求に応えるため、特にアメリカ向け輸出プロジェクトへの対応を強化する目的で、オルガノ(ベトナム)株式会社は、最新鋭の熱融着装置「IR 63 Plus」と「IR 110 Plus」を導入しました。これらの装置は、スイスの世界的トップブランド Georg Fischer AG グループの GFパイピングシステムズ社からレンタル導入したものであり、当社の技術力向上と品質強化に向けた重要な投資となっています。

フンイエン工場にて、エンジニアおよび作業員チームを対象に理論トレーニング
5月20日~22日にかけて、オルガノ(ベトナム)は、シンガポールの専門家およびGF パイピングシステムズ社の技術チームと協力し、フンイエン工場にて集中的な専門研修を実施しました。研修プログラムの内容は以下の通りです:
- 理論研修(5月20日午前)
エンジニアおよび作業員が機器の動作原理を正しく理解するための座学を実施。 - デモ運転および技術プレゼンテーション(5月20日午後~21日午前)
IR 63 PlusおよびIR 110 Plusを使用し、実機を通じて操作手順と溶着技術を紹介。 - 実技訓練および技能評価(5月21日午後~22日午前)
GF社専門家の厳格な監督のもと、参加者が実際に操作を行い、技能テストを実施。


熱融着機 IR 63 Plus および IR 110 Plus によるサンプル運転のトレーニング
研修の結果、オルガノ(ベトナム)の全員(100%)が技術基準を満たし、国際的に有効な熱融着認定証を取得しました。また、QC/QA部門は追加で熱融着監督者認定証を取得しました。この成果は、オルガノ(ベトナム)が国際基準に適合した施工能力を有していることを明確に示すものとなりました。

IR 63 Plus および IR 110 Plus による PP パイプの熱融着実習
ハノイ支店のオルガノ(ベトナム)有限会社 プロジェクト部 部長、グエン・ヴァン・ホップ氏によると、高性能IR熱融着機を保有し、熟練して運用できることは、オルガノ(ベトナム)が技術を自立させ、溶着部の品質を完全に保証し、施工スケジュールを最適化する上で大きな強みとなっています。
これは、オルガノが電子・半導体産業向けの超純水(UPW)処理プロジェクトを遂行する際、アメリカをはじめとする要求水準の高い市場の厳しい技術基準に対応できる重要な競争優位性を意味します。
オルガノ(ベトナム)は、水処理分野における信頼できるパートナーであることを誇りに思っています。
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