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オルガノ(ベトナム)、米国の半導体製造向けに初の超純水処理システムを輸出

  • プロジェクトニュース
27.10.2025

2025年10月24日、オルガノ(ベトナム)のエンジニアチームは、米国の半導体工場向けに輸出される超純水処理システムのスキッドの設置および検収を無事完了しました。
本プロジェクトはすべてベトナム人エンジニアによって実施され、フンイエン省にあるオルガノ(ベトナム)の工場で組み立てが行われました。

これはオルガノ(ベトナム)にとって海外向けスキッド輸出の初事例ではありませんが、米国市場への超純水処理システム輸出としては初のプロジェクトとなります。
本プロジェクトは、計画立案、入札、実施から完成に至るまで、約2年の歳月を要しました。
米国市場全体、そして特に半導体産業が求める厳格な基準を満たすために、オルガノ(ベトナム)は世界有数の信頼あるサプライヤーと協力し、最新技術を導入。工程の最適化と最高レベルの水処理性能の両立を実現しました。

フンイエン工場で半導体製造向け超純水製造装置用スキッドが米国向け輸出に向けて製作最終段階にあります

プロジェクトの実施過程における課題について、オルガノ(ベトナム)ハノイ支店の機械エンジニアチームリーダーであり、システム設計にも直接携わったタ・フイ・ヴァン氏は次のように語りました。

「これまでの案件と異なり、今回は米国機械学会のASMEの基準に適合したスキッドシステムの構築が求められました。これは、運転の安全性を確保し、米国市場への円滑な参入を実現するためです。
次の課題は、コンテナ輸送が可能なように、システム全体をいかにコンパクトに設計するかという点でした。
さらに、米国がベトナムからの輸入品に対する関税政策を変更したことにより、コスト上昇という困難にも直面しました。
しかし、ベトナム政府の柔軟な外交対応と、会社経営陣による迅速かつ的確な指示のおかげで、経済的効率とシステム品質の両立を実現することができました。」

ヴァン氏はさらに次のように述べました。

「ある時期には納期を守るために残業が必要となり、エンジニアや作業員の仲間同士で励まし合いながら努力しました。週末にも作業を続けることもありましたが、全員が“約束どおりにプロジェクトを完遂する”という共通の目標を胸に、一致団結して取り組みました。」

フンイエン工場の半導体向け超純水システム用スキッドの一部詳細画像

現在、システム全体はすでにコンテナに積み込まれ、出航の準備が整っています。およそ60日間にわたる大洋横断の航海を経てアメリカへ向かうこの旅路には、国際舞台へと飛躍するというオルガノ(ベトナム)の熱い志、そして挑戦と新たな地平を切り拓く不屈の精神が込められています。

オルガノ(ベトナム)は、水処理分野における信頼できるパートナーであることを誇りに思っています。
ご相談やご協力のご要望がございましたら、ぜひこちらまでお問い合わせください。

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